税理士業界の年収の考え方
2016.11.01
カテゴリ:ブログ
税理士業界の年収の考え方
一般的に税理士事務所の労働分配率(総人件費÷粗利)は、
30%から35%と言われています。
そして、その他の65%~70%で、管理職や間接部門の人件費
そして、固定費を賄って利益を創出することになります。
税理士事務所の、粗利率はほぼ100%なので、
この数字に基づいて、年収400万円をもらうには、
どれぐらいの売上が必要があるかを考えてみます。
人件費には年収の400万円だけでなく、社保等が年収の約15%、
交通費(ここでは年間12万円)が必要となります。
400万円×社保等1.15+交通費12万円=472万円
総人件費472万円÷労働分配率30%=約1,580万円
年収400万円が欲しいなら、売上を1,580万円以上
上げる必要があるということになります。
あとは顧客単価で担当数が決まります。
1件当たり50万円の客単価なら、担当数は32件。
1件当たり100万円の客単価なら、担当数は16件。
少ない客単価なら、より多くの客数を、
高い客単価なら、サービスが厚くて少ない客数でいいわけです。
商売の考え方は、どの商売でも同じですね。